昨年十月、約七百店の商店が参加する日本最大規模の商店街ホームページ「ささはたドッとこむ」が立ち上がった。東京都渋谷区の幡ヶ谷・笹塚商店街連合会だ。アクセス数は月一万五千件程度。約七万人の商圏人口を考えれば滑り出しは順調。ネットを地元住民との交流の架け橋にする。

四月にはケーキ屋「ダイヤモンド洋菓子店」の飯島良臣さんが登場した。オートバイレーサーを目指した青春時代の写真まで掲載するなど面白く読める。これが反響を呼び、おすすめ商品としたスイートポテト「笹塚ポテト」の売り上げは一日二十個から八十個まで、一気に四倍になった。
掲示板ではレンタルビデオ店「ピープル」の江川真治店長が「今日の一本」を連載。イラン映画など知名度の低いビデオを解説し、話題を呼んでいる。
小学校のプールの開放日など地元情報はタウン情報誌より詳しい。四月からはNTTドコモの「iモード」でも情報を提供。夏からはネット販売も始める。「商店街の強さは地元密着。それを生かせばネット時代に商店街は輝きを取り戻す」と、ネット事業を担当するお茶屋の南山園の店主、下嶋倫朗さんは語る。
(全記事中の一部抜粋)